塾長インタビュー Part2

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勉強だけでなく、“人として”どうあるかを大切にしたい

― 他の塾にはない、この塾ならではのこだわりを教えてください。

勉強はもちろんですが、「人としての振る舞い」は大切にしています。
大人になると、本気で注意してもらえる機会はどうしても減っていくと思うんです。
だからこそ、今のうちにそういう経験をしておくことには意味があると感じています。
ただ、私の中では“注意する”というよりも、“気づいてもらう”ことを意識しています。
頭ごなしに言われると、その場では直っても本質的には変わりにくい。
でも、「自分にもそういうところがあるな」と気づけたときは、ちゃんと次につながっていくと思うんです。
私自身も、生徒から何か言われたときは一度受け止めるようにしています。
自分にもそういうクセがあるのかもしれないと考えて、間違っていれば認めて謝る。
その姿勢は、そのまま勉強にも通じてくるものだと思っています。
表面だけ取り繕っても、どこかで必ず見えてしまいますよね。
テストで一時的にいい点数が取れたとしても、本質が身についていなければ、その先で必ず差が出てくる。
だからこそ、この塾では目先の結果だけでなく、長く通用する力を大切にしています。

― ご家庭での関わりについては、どのようにお考えですか?

やはり日常で一番長く関わるのはご家庭なので、その影響はとても大きいと思っています。
例えば、すぐに答えを教えるのではなくて、一度考えさせること。
結果だけでなく、そこに至る過程を見てあげること。
そういった積み重ねが、子どもの考える力や向き合う姿勢を育てていくと思います。
それに、大人の振る舞いは思っている以上に伝わるものですよね。
うまくいかなかったときにどう向き合うか、間違えたときにどうするか。
そういう日常の姿が、そのまま子どもに影響していくと感じています。
塾だけで完結するものではなくて、ご家庭と一緒に環境をつくっていく。
その中で子どもが少しずつ変わっていく過程を大切にしたいですね。

伸びる子に共通するのは、“素直に受け止められる力”

― 成績が伸びる子の特徴はありますか?

共通しているのは、何度も言いますが、やはり「素直さ」ですね。
言われたことを一度受け止めて、自分の中で試してみようとする子は、結果的に伸びていくことが多いです。
逆に、自分のやり方にこだわりすぎてしまうと、なかなか伸びにくい部分もあります。
例えば、悪気なくワークを自分なりのやり方で進めてくる子もいるんですが、それが正しいやり方であれば問題ないものの、間違った方法のまま進めてしまうと、その時間がそのまま遠回りになってしまうこともあります。
なので、「このやり方にはこういう意味があるよ」というポイントはしっかり伝えたうえで、「理解してから進もうね」という声かけは意識しています。
学生のうちはどうしても周りと比べて、「早く進みたい」「先に行きたい」と焦ってしまうこともあると思うんです。
ただ、そういう気持ち自体を否定するのではなくて、一度立ち止まって整理することも大事だと伝えています。
人の意見を受け止めて、自分の中に取り入れていく力は、勉強だけでなくその先の社会でも必要になってくるものだと思っています。

生徒の変化と、その先にあるもの

― この仕事をしていて、やりがいを感じる瞬間はどんなときですか?

やっぱり一番は、生徒の表情が変わる瞬間ですね。
最初は下を向いて自信がなさそうだった子が、問題が解けるようになって、少しずつ顔が上がっていく。
その変化を見ると、本当に胸にくるものがあります。
毎日見ているからこそ分かる小さな変化もあって、「あ、今ちょっと変わってきたな」と感じる瞬間があるんです。
それが積み重なって、気づいたら別人のように前を向いていることもあります。
保護者の方から「最近変わってきました」と言われることもありますが、その裏にはその子なりの葛藤や努力が必ずあって。
それを一緒に乗り越えていく過程そのものに意味があると思っています。
卒業した子が顔を出してくれることも多いです。
「今こんなことを頑張っています」と話してくれると、本当に嬉しいですね。あのときの時間が、ちゃんとその子の中で生きているんだと実感できます。
それぞれの場所で頑張っている姿を聞くたびに、「やってきたことは間違ってなかった」と思えるし、自分自身の力にもなります。
素直さって、完成形があるものではなくて、ずっと育っていくものだと思うんです。
誰かに決められるものでもなくて、その子自身が積み重ねていくもの。その変化に関われるのは、この仕事の何よりの魅力ですね。
生徒一人ひとりとの出会いは、自分にとっても本当に大切な出会いです。

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