塾長インタビュー Part1

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教えることが、自然と人生の中にあった

― まず、塾を始めたきっかけを教えてください。

もともとは英会話講師として、幼稚園児や小学生に英語を教えていました。
今の指導のベースになっているのは、その頃に身につけたことが大きいですね。
塾を始めたきっかけは、近所のお母さんから「勉強を教えてほしい」と頼まれたことでした。
最初は個別で教えていたんですが、口コミで少しずつ生徒が増えてきて、「これはきちんと形にしよう」と思い、塾としてスタートしました。
最初は英語中心だったんですが、「他の教科も見てほしい」という声が多くて。
特に数学の希望が多かったので、そこから指導の幅も広げていきました。

― 先生ご自身は、もともと英語が得意だったのでしょうか?

いえ、むしろ苦手でしたね。
小さい頃は体が弱くて学校に通えない時期もあって、「なぜ『あ』が『A』になるの?」と思っていたくらいでした(笑)
ひとりっ子だったこともあって、家では教科書を読むことが多かったんです。
続けていくうちに少しずつ分かるようになって、「分かるって楽しいな」と思えるようになりました。
振り返ると、「教える」ということは昔から自然と身近にあった気がします。
特別に意識していたわけではないんですが、そうした経験の積み重ねが、今の仕事の基盤になっているのかなと思います。

集中と発信を大切にした、メリハリのある授業

― 授業はどのような雰囲気ですか?

メリハリは大切にしています。問題を解くときはしっかり集中して取り組む。
その一方で、理解を深めていく過程では、生徒自身が前に出て説明してくれることも多いです。
私が指名するというより、「やってみたい」と手を挙げてくれる子が増えてきていて、その様子を見
て周りの子も自然と感化されていくんです。
最近は順番に発表していくような流れになることも多いですね。
しかも、その説明がほとんど“私のコピー”なんですよ(笑)
教え方や言い回しまでしっかり吸収していて、「ちゃんと理解しているんだな」と感じる場面が増えてきました。
「できる」と「説明できる」は別だと思っています。
自分の言葉で説明できるようになると、理解がより深まって、簡単には崩れない力になっていくんですよね。
だからこそ、ただ解けるだけで終わらせない授業は常に意識しています。

子ども扱いせず、一人の人として向き合う

― 生徒と関わるうえで、大切にしていることは何ですか?

その子の性格はしっかり見たうえで、関わり方は一人ひとり変えています。
ただ、どの子に対しても共通しているのは、必要以上に子ども扱いをしないことです。
年齢に関係なく、一人の人として向き合うことで、自分で考えようとする姿勢も自然と出てくると感じています。
それと同じくらい大切にしているのが「素直さ」です。
勉強に限らず、何においても一番土台になる部分だと思っています。
言われたことを一度受け止めてみる、自分の考えに固執しすぎない。
その積み重ねが、結果的に大きな差になっていくと感じています。
「できない」「分からない」と口にすることは多いんですが、実際にはやってみるとできることも少なくありません。気づかないうちに「自分はできない」と思い込んでしまっているケースが多いので、その思い込みを外していくことは意識しています。
最初は小さな一歩でも、「できた」という実感が積み重なることで、自信に変わっていく。
その変化を近くで見られるのは、この仕事のやりがいの一つですね。

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